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医療系シンプリスト・おつきみ。 物のこと体のこと。

医療従事者の国家資格を持つシンプリスト30代女性。10代~20代まで部屋のこと体のことを蔑ろにしてきたけれど、断捨離を機に一念発起。物のこと、体のことについて綴ります。

『アマルガム』について簡単にまとめてみました。

 

こんにちは医療系シンプリストのおつきみ@bonesukiです。

 

皆さんは「アマルガム」という言葉を聞いたことはありますか?

健康意識が高まりつつある昨今ですので、知っている方も多いかもしれませんね。

聞いたことがない方も、きっと一度は目にしたことがあると思いますよ。

今回は、アマルガムについて簡単にまとめてみました。

 

 アマルガムとはなに?

アマルガムとは、水銀と他の金属との合金の総称です。

 

 

アマルガムは身近なところに使われています

アマルガムは1970年ごろをピークに歯の修復材として使われていました。

銀歯やかぶせモノといえば分かりやすいかもしれませんね。

アマルガムに含まれている水銀の危険性が広まってから、歯の修復に使われることは減りました。

しかし今でも保険適用の修復材として使用が認められています。

 

 

 

アマルガムのメリット

  • 安価である

保険適用の素材として一般的でした。

  • 操作が容易

削った穴に流せば固まりますので、その日に治療が完成します。

硬まるときに膨張するため、接着剤を使わなくても削った穴がしっかりと埋まります

  • 歯髄への刺激がない
  • 機械的な強度に優れている
  • 銀イオンの効果

口の中で銀イオンが発生するため抗菌効果があり、虫歯になりにくいと言われています。

 

アマルガムのデメリット

  • 水銀の毒性

唾液により、アマルガムに含まれる水銀が口の中に溶け出すと言われています。

また金属アレルギーを持っている方は悪影響が出る可能性もあります。

毒性については、次回まとめますね。

  • 審美性が低い

 笑った時や大きく口を開けた時に金属の色が見えることがあります。

  • 熱の伝導率が高い

 金属であるために熱伝導が高く、冷たいものや熱いものを食べた時に沁みやすくなります

  • 接着性がない

アマルガムは接着剤で止めるのではなく、虫歯を削った部分に溶かし入れて穴を埋めます。

 固まるときに膨らむので穴の部分と密着するのです。

  • 噛む力によって変形がおきる

 アマルガムは金属であるため柔軟性がありません。

そのため、アマルガムを詰めている歯で強く噛むと、その周りの歯の部分に力がかかるのです。

結果的に、健康な歯自体にひび割れが生じることも。

  • 唾液によって腐食が発生する

 アマルガムは口の中で劣化して腐食していきます。

これは唾液が、アマルガムと化学反応を起こしてしまうからです。

また物を噛むときに生じる摩擦の熱によって、水銀が含まれた蒸気が発生するとも言われています。

まとめ

アマルガムは歯科医院で幅広く使われてきた素材です。

安価で扱いやすいため1970年ごろ多く使われました。

しかし、健康面を考えると不安も残る素材です。

 

追記

先日歯科検診を受けた際、私の口の中にもアマルガムがあることが分かりました。

(年齢がバレますね笑)

安全面で不安があるので、除去することにしました。

見た目も綺麗になると思うので、今から楽しみです。

 

 

 

参考資料

  • 日本歯科医学会 答申書

http://www.jads.jp/news/060210.pdf

http://www.ousda.jp/cmsdesigner/data/entry/saisin_news/saisin_news.03922.00000002.pdf

 

アマルガム水銀やその害について書かれている本です。

 

https://bonelig.hatenablog.com/